治療の限界
以前に成長の臨界期の話を書きましたが、同じような話で治療にも臨界期のようなものがあります。
状態の変化には
・可逆性・・・元の状態に戻せる
・不可逆性・・元の状態に戻せない
この2つがあります。
例えば、猫背。
骨にはウォルフの変則というものがあり、骨は力がかかった方向に大きくなろうとします。
ですので、背中が丸まった程度であれば元に戻せますが、背中の骨が変形して肥大化してしまった場合は元に戻せません。
ですので、そうなる前に脊柱起立筋等を鍛えたりして姿勢を正していくべきです。
ついでに、今度記事を書こうとしている糖尿病。
これも、血糖値が高くなり糖尿と診断されても、太っている間は治すことは可能ですが、何もしてないのに体重が落ち始めてげっそりしてきたら、もう元には戻せません。
だからこそ、予防したり、可逆的な状態から治す努力をする必要があります。
治療に携わる場合はこの観点は忘れてはいけません