人間の記憶の容量
人間の脳の容量を研究した結果で、その容量が1.25テラバイトというものを見たことがあります
1.25テラバイトと言われてもピンとこないので身近なものに換算すると
DVDで約240枚、メモ用紙で5億2800万枚に相当します
では、人間はキャパを超える記憶はどうなるのでしょう?
人間の記憶は長期記憶と短期記憶に分けられます
短期記憶は一瞬から数十秒程しか記憶できません
また、人間が一度に短期記憶として覚えられるのは7つまでとされています
銀行員がお札を5枚や10枚ずつ数えずに4枚ずつ数えるのはこのためです
ですので
64065812330679461
のような数字を一気に覚えるようなことをテレビでやっていますが、語呂合わせ等で7桁まで落として覚えることになります
逆に、長期記憶は永久に覚えておける記憶になります
人間は何かを知覚した際に、まずは短期記憶として処理されますが、記憶の強化等の刺激が入ることによって長期記憶に移行します
何かを食べて、その味を覚える際に、とても酸っぱかったりするなど記憶を強化するようなことがあれば良いのです
実際食べてみて酸っぱさを実感しているので、梅干しやレモンが酸っぱいのを皆さん覚えてますよね?
脳は常に不必要な情報を廃棄したりして情報量の更新をしているのでキャパを超えて覚えていられるのです
この記憶の整理を行っている時間が睡眠中で、夢は記憶の処理中の残像だそうです
なお、昔は脳は歳とともに退化して覚えることがしにくくなると言われていますが間違いです
70を超えても脳は進化するという研究も見られます
物覚えが悪くなるのは経験が豊富になりモノに感動しなくなるため、記憶の強化が起こりにくくなるためです
ですので、筋肉と同じでしっかり使っていけば認知症等も予防は可能です
人間の脳はまだまだ未開の領域です
死ぬまでに全ての領域を使えているわけでもありません
ですので、人間の脳が持つ能力は無限に広がっているのです