サプリメントについての誤解
マーケティング支援を行う企業が実施した調査結果によると、健康食品・飲料にかける費用は、日本人一人につき1日平均149.2円とのこと
1か月に換算すると4,476円ですので、毎月市販されている栄養補給・滋養強壮剤を1瓶くらい飲み続けているということになります
毎日摂取するとしたら、149.2円×365日=54,458円で、年間5万円以上になります
莫大な医療費を垂れ流しているにもかかわらず、さらにサプリメントに大金を費やしている現状が浮き彫りになります
テレビや雑誌、新聞を見ればどこもかしこもサプリメントのコマーシャルだらけ
しかし、ここで忘れてならないことがあります
サプリメントは薬ではありません!
薬事法で規制される商品は、医薬品、医薬部外品、化粧品及び医療機器の4種です
そのため、サプリメントは直接薬事法で制限を受けるものではありません
したがって、上記4種類の品目に類すると薬事法違反となります
医薬品のような効果・効能を標ぼうするのは違反
医薬品にしか使えない成分を使うのは違反
しかし、サプリメントのコマーシャルを見ていると平気で薬のような効果をうたっていたり、またそう錯誤してしまうような作りになっています
〇〇を飲めば〇〇になる
このようなことはありません
サプリメントは日本語に直すと健康補助食品
食べ物です
健康食品はあくまで食べ物です
特定保健用食品や栄養機能性食品という難しい名前がついていて、個別に許可されたものや規格基準を設けられているものはありますが、それでも食品は食品です
あくまでも栄養成分を補給し、または、普通の食品よりも健康に良いとして販売される食品です
たしかに、体に良い食べ物というものはあります
しかし、それが直接病気を治したり体の機能を改善したりはしません
薬との決定的な差はエビデンス
つまり科学的に効果・効能が実証されていません
もしそれがなされているとしたら、薬として承認されているはずです
されていないということは、どういう事でしょうか。。。
某大手メーカーがウェブで臨床検査データの公開を行っています
しかし、しかし、医薬品としての承認はおりていません
本来サプリメントの正しい使い方としては、口から入るべき栄養素が摂取出来ないもしくは摂取できているが量が足りない
それを補うために用いるためのものです
薬のような使い方をしていると効果がない、効かないなどの批判につながります
しかし、それは誤ったものです
サプリメント自体がそういった事を見越して作られていないからです
しかし、以前にも述べましたが健康の3大要素の一つが食事です
何か特定の栄養素が不足しているのを自覚しているのであれば、それを補給するためとして使うのであればサプリメントは非常に便利なものです