予防の王様・うがい
今日はうがいの話書きます
うがいの仕方が間違っている患者さんが多くて、最近よくアドバイスするので、ここでも同じ内容載せておきます
ちなみに菌やウイルスは鼻から入る分にはある程度防ぎようがありますが、口から入る場合はほとんど無防備に近いです
大きな理由としては、鼻は呼吸器であるが口は消化器であるからです・・・と書くと一番ダメな専門用語を使った説明になるので、鼻は空気の通り道で口は食べ物の通り道です
鼻は鼻毛でガードして適度な湿気を与えて、言わばフィルターを通して喉へ送りますが、口では一応リゾチームという門番がいますが、ほぼほぼそのまま通過します
昨今は固いものを食べないせいか顎の筋肉が発達していない子が多く、口がポカーンと相手口呼吸している人が多い気がします
という事はいろいろな菌やウイルスが素通りしている状態です。
だからこそ手洗い、うがいはガッチリしましょう!
口は便座より汚いと言われています
何を持って汚いかというと、それだけ口には様々な菌がいるという事です
数字でいうと大人の口の中には、300~700種類の細菌が生息しているといわれています。
歯をよく磨く人で1000~2000億個、あまり歯を磨かない人では4000~6000億個、さらにほとんど磨かない人では1兆個もの細菌が住み着いています
だから、いきなりガラガラうがいといわれる喉のうがいをしようとすると、上を向いた際にうがい薬もろとも菌が大量に含まれた水が気管や食道に行ってしまいます・・・
だから、まずは口の中をしっかり消毒する意味でもブクブクうがいをしましょう
一回目は口を洗浄
それ以降で喉を洗浄します
正しいうがいの方法
①まずはブクブクうがい
コップに注いで、適量を口に含み、口の中の奥や歯の間など隅々
まで水を動かします。食べかすなどを取ったり隠れた菌を洗い流すためです。
しっかりできたら一度水を吐き出します
②声出しうがい
水を新しく含み、喉の奥に行くようにあごを高く
上げ上を向きます。「あ~」や「う~」などと声を出して、喉を
振るわせて洗います。
ここでも一度水を吐きます
③最後にガラガラうがい
水を新しく含み、1回10~15秒くらいを目安に何回か水を替えてガラガラうがいを
くり返します。風邪やインフルエンザ予防のために、じっくり、ていねいに行いましょう。